10月31日(土)に、福島工業高等専門学校で開催された文化祭「磐陽祭2026」にて、同校内に研究拠点を置く「森林資源活用ケミカルイノベーションユニット」がブース出展を行いました。ユニットの研究紹介を中心に、「セルロースの分子模型工作教室」を実施し、科学を身近に体験していただきました。
ユニットでは、福島県の森林資源の有効活用を目的に、木材を特殊な溶媒で溶解し、木材に含まれる放射性セシウムを分離したうえで「セルロース」や「リグニン」などを抽出し、バイオマスプラスチックを作るための研究開発に取り組んでいます。
従来のプラスチックの多くは石油(化石燃料)由来ですが、当ユニットが研究開発を進める技術は、化石燃料に頼らないため、地球環境にやさしい革新的な技術として期待されています。
ブースでは、新井隆ユニットリーダーによる研究紹介のほか、特殊な溶媒に浸したトイレットペーパーが溶ける様子を見ていただきました。
また、分子模型工作教室には、子どもから大人まで幅広い世代の皆さんにご参加いただきました。炭素・酸素・水素の3つの元素パーツを化学構造式に従って組み立てるものですが、パーツ数が多く構造も複雑なため、「できるかな...」と不安そうな表情を見える学生さんもいらっしゃいました。
研究員やスタッフのサポートを受けて、四苦八苦しながらも時間内に見事完成させた模型を手に、達成感にあふれる笑顔を見せていた姿がとても印象的でした。
今回の出展を通じて、少しでも多くの皆さんに科学の面白さや当ユニットの研究の意義を感じていただけていたら嬉しく思います。F-REIブースにお立ちよりいただいた皆さま、ありがとうございました。
会場の様子