今般、福島国際研究教育機構(F-REI)は、国際的な知見を有する外部有識者からF-REIの運営等に関しご助言をいただくため、以下4名の外国人有識者に国際アドバイザーとしてご就任いただくこととなりました。
今後、国際アドバイザーからのご意見等を踏まえつつ、F-REIの国際連携や国際的な発信を一層推進してまいります。
国際アドバイザーの経歴等
(アルファベット順)
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スヴァンテ・リンドクヴィスト博士 Dr. Svante Lindqvist |
スヴァンテ・リンドクヴィスト博士は、科学技術史学の国際的に著名な研究者で、スウェーデン王立アカデミー会長(2009-2012)や、スウェーデン王宮府長官(2010-2018)も務めました。またスウェーデンのストックホルムにノーベル博物館を創設し、初代館長を11年間にわたり務めました。日本とスウェーデンの学術交流にも大きく寄与してきており、日本学士院客員も務めています。 |
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ライムント・ノイゲバウアー博士 Prof.Reimund Neugebauer |
ライムント・ノイゲバウアー博士は、ドイツに拠点を置き世界をリードする応用研究機関であるフラウンホーファー研究機構の理事長を2012年から務めています。 ノイゲバウアー博士はドレスデン工科大学で機械工学を学び、1994年から2012年までフラウンホーファー工作機械・成形技術研究所長を務めました。また、2000年から2012年まで、ケムニッツ工科大学(TU Chemnitz)工作機械・生産過程研究所所長も務めました。ノイゲバウアー博士は、2022年からドイツ首相未来評議会委員を務めています。 |
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フィオナ・レイモン博士 Dr. Fiona Rayment |
フィオナ・レイモン博士は原子力分野において30年間にわたり戦略的・運用上の貢献をしてきました。化学・工学の専門家として英王立工学アカデミー、英王立化学協会、および英国立原子力研究所のフェローを務めています。国際原子力会議において、定期的に基調講演を行っているほか、経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)運営委員会副議長も務めています。また、科学における参加の多様性拡大を長年支援し、原子力分野における女性や障害者などの参加の取組を先導しています。 |
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スブラ・スレッシュ博士 Dr. Subra Suresh |
スブラ・スレッシュ博士は、材料科学・工学、機械工学、生物工学および健康科学技術の分野における国際的に著名な研究者であり、2010年から2013年まで米国国立科学財団(NSF)の長官を務めました。スレッシュ博士のリーダーシップの下、NSFのプログラムやイニシアチヴにより、米国は科学・工学の最先端にあって、次世代の科学者・工学者を育成し、経済成長とイノベーションを進展させました。また、スレッシュ博士はカーネギーメロン大学学長(2013年-2017年米国)及び南洋工科大学学長(2018年-2022年シンガポール)を歴任しました。 |