福島国際研究教育機構(F-REI)は、放射性物質の分析業務に従事する人材の裾野を広げることを目的に「放射性物質の分析人材育成(現地訪問型研修)」を令和6年3月28日(木)に開催しました。
福島第一原子力発電所には、通常炉には存在しない『多様な性状の大量の廃棄物』や『未知の性状である燃料デブリ』が存在します。これらの『保管・管理』、その後の『処理・処分』の検討には、含まれる放射性核種とその量を正確に把握する必要があり、放射性物質の分析作業が必須となります。さらに今後は、国内の通常炉の廃止措置や、再処理工場の稼働も始まり、これらの廃止措置、再処理に向けた分析も必要となるため、放射性物質の分析人材のニーズはますます増加することが確実です。このような背景から、今般F-REIは分析業務に携わる人材育成を目的に福島浜通り地域に立地する廃炉関連の分析施設での現地訪問型研修を実施いたしました。
当日は、廃炉関連企業9名、小高産業技術高校5名、その他2名の16名の方にご参加いただき、福島第一原子力発電所、JAEA大熊分析・研究センター、JAEA廃炉環境国際共同センターを訪れ、廃炉作業の進捗状況や放射性物質の分析業務について学びました。
参加者からは、「放射性物質を取り扱う場所や安全対策を見ることで分析業務の理解が深まった。」「放射性物質の前処理から測定までを体験できる研修があれば参加したい。」といった感想も聞かれました。
F-REIは、今後も放射性物質の分析業務に従事する人材育成に取り組んで参ります。
福島第一原子力発電所視察での研修

JAEA大熊分析・研究センターでの研修
