福島国際研究教育機構(エフレイ)は、高専生の企画による小中学生の学びの場(体験講座: エフレイ・サイエンスラボ「放射線をさがせ」)を令和6年1月8日(月・祝)にいわき市内(生涯学習プラザ)で開催しました。
この体験講座は、エフレイによる地域の未来を担う若者世代の人材育成の取組の一環として、エフレイの研究者の指導の下、高専生の企画による小中学生向けの学びの場(霧箱による放射線可視化と身の回りのものの放射線計測等の実験実習)を開催したものです。
当日は、10名の小学生と保護者にご参加頂き、4名の高専生(福島高専)の指導の下でまず小学生が放射線計測器を用いた身の回りのもの(食品、塩、肥料など)に含まれる天然の放射性物質から出る放射線を計測した数を検出器から読み取りました。計測では、同じ物質から出る放射線を遮る板の材料(同じ厚さ)をアクリル、アルミ、鉄、鉛と順に密度が大きくなる材料に変えて、密度が大きいほど計測数が小さくなることを実測できました。また、身の回りのものから放射線計測器の距離を離すほど計測数が小さくなることを実測できました。
次に小学生が100円ショップの材料を用いて霧箱を作成しました。高専生は事前に霧が発生する条件やコツを自ら考えた上で小学生の指導にあたりました。参加した小学生全員が霧箱の中で発生した霧に放射線が通ると発生する雲状の線を実際に見ることができ、「見れたっ!」との歓声が上がっていました。
最後に今回の体験講座に参加した感想を小学生が一人ずつ発表しました。「放射線計測器の使い方が学べ、身の回りのものから放射線が計測できたこと、霧箱で放射線の通った後を見ることができたことがとてもよかった。」との感想がありました。また、指導にあたった高専生からは、「小学生がしっかりしていたことに驚いた。」という感想も頂きました。
エフレイは、今後も地域の未来を担う若者世代の人材育成に取組んで参ります。
計測器を使った放射線の計測

霧箱実験
