事業・研究
理事長のリーダーシップの下、研究開発機能、産業化機能、人材育成機能、司令塔機能、の4つの機能を一体的に推進していきます。
1. 研究開発機能
F-REIで実施する研究開発は、福島における新たな産業の創出及び我が国の科学技術力・産業競争力の強化により福島をはじめ東北の復興を前進させるとともに、持続可能な開発目標(SDGs)の実現など世界共通の課題の解決をも目指しています。
他にはない新規性や特徴、我が国の科学技術力・産業競争力の強化や被災地・世界の課題解決への貢献等の観点も踏まえ、福島浜通り地域等に整備する研究施設や、実証フィールド等において、①ロボット、②農林水産業、③エネルギー、④放射線科学・創薬医療、放射線の産業利用、⑤原子力災害に関するデータや知見の集積・発信を基本に取り組んでいきます。
令和4年8月26日に策定された、福島における新たな産業の創出及び産業の国際競争力の強化に資する研究開発等の推進に関する基本的な計画(以下「新産業創出等研究開発基本計画」という。)に基づき、取り組みを進めてまいります。
2. 産業化機能
F-REIにおける研究開発を、福島をはじめ東北の復興に結び付けるためには、広く企業や関係機関を巻き込みながら、実用化や新産業創出に着実につなげていく必要があります。
このため、産業化をF-REIのミッションとして明確に位置付け、産業化のために必要な内部体制及び機能を整備していきます。
また、国や地方公共団体が取り組む産業化施策と緊密に連携を図るほか、産業創出の分野で活動する外部の機関・関係者の知見を活用するための連携等を積極的に行っていきます。
3. 人材育成機能
イノベーションを創出し、新たな産業基盤の構築を通じて、立地地域等をはじめとする福島や東北の創造的復興を実現し、ひいては世界の課題解決を目指すために、まずは、立地地域等において様々な分野の研究者や技術者を育成する体制を構築し、輩出された多くの人材が長期に渡り復興をリードしていくことが重要です。
具体的には、先端的な研究開発の実施に不可欠な研究人材の育成・確保を図る観点から、研究開発の推進自体による研究人材の育成はもとより、連携大学院制度等を活用した大学院生等への研究指導・人材育成を進めるとともに、地域の未来を担う若者世代や、企業の専門人材等を主な対象とした人材育成の取組を進めてまいります。
4. 司令塔機能
F-REIは、新産業創出等研究開発基本計画において、福島における新たな産業の創出等に資する研究開発等において中核的な役割を担うこととされています。
研究開発等の実施に係る協議を行うため、協議会を組織し、研究開発における役割分担の明確化や重複の排除等により、福島全体で最適な研究開発体制を構築するなど、既存施設等の取組に横串を刺す司令塔としての機能を最大限に発揮します。
その際、F-REIのリーダーシップの下で、既存施設や大学等の各機関が福島において取り組む新たな産業の創出等に資する研究開発に関する計画等を持ち寄り、協議会での議論を通じて、研究開発力を結集するための目標やビジョンの共有を図っていきます。
〇特別試験研究費の額の認定について
・企業等がF-REIと共同研究又は委託研究を行った場合「特別試験研究費税額控除制度」(以下、「オープンイノベーション型」という。)を活用することができます。
・オープンイノベーション型を活用するためには、F-REIによる特別試験研究費の額の認定が必要となります。
1.事務手続き
・関連資料
特別試験研究費の額の認定に関する実施規程
・申請様式
[様式1] 法人との共同研究 [Word:30KB]
[様式2] 個人との共同研究 [Word:30KB]
[様式3] 法人からの委託研究 [Word:30KB]
[様式4] 個人からの委託研究 [Word:30KB]
2.申請窓口
特別試験研究費の額の認定が必要となる場合は、以下の担当にご連絡ください。
研究開発推進部 国際・産学官連携推進課 TEL:0240-41-9989
3.参考
「特別試験研究費税額控除制度」の詳細については、以下の経済産業省ホームページをご参照ください。
参考: 特別試験研究費税額控除制度について(経済産業省HP)